性感マッサージ、再び。3

「他に何か嫌なことされませんでしたか?」
「んー、なんか鼠径部やる時に雑にされて嫌でした」
「なるほど」
「でも、お兄さんは性感っぽい箇所も触ってこないし、そういう触り方もしてこなくていいですね」

「そういう触り方ってこんな感じですか?」

 きちんとしたマッサージからタッチが変わって、いわゆるアダムタッチのような手つきで背中をなぞられました。

 びっくりして、背筋がぞくっとしました。

「そういうことです」
「してほしいかもしれないけど、もうちょっと後でしますよ」

 このセラピストさんなりのやり方があるのだろうと思いました。
 他人にいいように任せてられるのってすごく楽なので、そのままおとなしくしています。

「そろそろ仰向けになりましょうか」

 タオルを剥ぎ、私が起き上がるのが見えないようにタオルでご自分の視界を遮ってくれていました。
 こういう気遣い、嬉しいです。

 タオル越しに仰向けになります。

「あー!ちょっと待って!」
「え?はい」

 まっすぐ背中を床につけて仰向けになると、乳が横に流れる流れる。
 自分が接客する側の時にはほとんどならない体勢です。
 どうしても乳が流れていくので、横向きに寝るとか、上体を起こすとか、そのような体勢ばかりしてます。

 前のセラピストさんの時は初めてだったのもあるし、そんなに気にしてなかったけど、今回は初めてではないため少し余裕がある分、気になってしまいました。

「あの、寝転ばないでもいいですか?」
「えっ、寝転ばないんですか?!」