オキニのこと。4

 とりあえずリピートするなら間をあけないほうがいいなと思って、すぐにまた呼びました。

「また呼んでくれると思わなかったわ~」
 とニコニコしてくれて可愛かった。


 そのときに
「バーが好きだけど私はお酒飲めないから、飲める子がついてきてくれると嬉しいんだけど、行かない?」
 と言ってくれて、メアドを交換しました。

 結論から言うと、いっしょに飲みに行くとかあそびに行くということはなかったですが。


 何度か呼んでるうちに、というかこのひとの接客がそうなのか、私は段々このひとのことを真剣に好きになっているのでは?と思いました。



「今日はもう帰って寝るだけだから」
 と、すっぴんになってたことが関係あるかもしれないし

「あなたともっとしたいなぁ」
 と、言ってくれたからかもしれないし

「私にどうして興味を持ってくれてるの?」
 と訊かれたからかもしれないし、

 なんでかはわからないですけど、しょっちゅうそのひとのことを考えるようになった。



 でも結局、私は自己完結型の人間なので「これ以上迷惑かけてもいけないなあ」と、そのひとを呼ぶことも、連絡をすることもやめました。

 そうこうしてるうちに、そのひともお店を辞めてしまいました。



        

オキニのこと。3

 ベッドに入ると、キスから始まり、首元へ、肩へ、胸へ、と徐々に徐々に愛撫が降りていきます。
 ていねいなサービスという感じ。

 攻守交代してみます。
 豊胸したおっぱいを初めて触らせてもらったのですが、固くてびっくりしました。
 固くない豊胸おっぱいもきっとあると思うのですが、このひとのおっぱいは固かった。

 されど、固いとはいえおっぱいはおっぱいです。
 やっぱり好きなのでくっついてるだけでほっとする。
 すごくタイプのひとだし、お話も楽しくしてくれたし、きちんとサービスしようとしてくれるし、もう充分満足だわ~~~、とまったりした気分になりました。

 でもサービス精神が旺盛なひとだったので、
「入れてもいい?」と訊いてくれました。

 入れるのは満更でもないのですが、前々回のひとのことを思うと、ただつかれるだけで終わるのなら、別に疲れることしなくてもいいのでは?というようなことも考えてしまいます。

「無理しなくていいよ。立たないでしょ?」
「いやほら立ってるじゃん」
「でも疲れるでしょ」
「私が入れたいんだよ。ダメ?」

 そこまで言ってくれると思わなくて、もうこの時点で感動してしまってたんですけど、入れても気持ちよくてびっくりしました。

 前々回のひとのときは、向こうも疲れてるだけだったけど、私も気持ちよさがなくて疲れただけだったんだけど、今回はちゃんと出来てる!

「なんでなんだろう……」
 終わってから、訊いてみたら
「ちゃんと薬飲んでから来てるもん」
 と言われて、納得しましたw

 前々回のひとは確か薬も飲まなかったはずです。だって逆アナも写生もNGプレイにしていたから。

 写生はしてもらわないで終わったけど、そこまで望んでいないので、とにかくこんなに熱心なプレイを受けたことがなかったので、しばらくずっと感動してました。

オキニのこと。2

「私は別に女になりたいわけじゃないし、自分が女だとも思ってないからね」

 と、そのひとは言いました。

 MTFというのは、性同一性障害のことでして、男性の身体を持っているけど、心の性別が女性のひと。(反対のパターン、女体持ちで心が男性だとFTMとなります)
 このあたりの用語は最近どんどん増えていてとてもややこしいので、興味がある方は調べてみてください。

 このひとは、それなりに治療(工事?)が進んでいるひとだったので、てっきりMTFさんだと思っていたのですが。


「かなり治療(?)が進んでますよね?」
「うんそう。でももうこれ以上はする気ないよ。私は女でも男でもありたくないんだ」
「無性?両性?ふんふん……。正直お顔がすごくタイプだったからお会いしたかったので、細かいところはこだわってないです」
「そうなの?じゃあよかったです」
 
 一時間ほどなにか色々喋っていたら、

「プレイしないの?」
 と訊かれたので、お風呂に行って洗ってもらいました。
 このひとは身長差がそんなにないので、わりとスムーズにていねいに洗ってくれます。

 変な洗いかた(ついでに乳首いじってくるとか、局部を執拗にせっけんでごしごし洗うとか、ていうか弄るとか)そういうことが一切なくて、よかったです。

              

オキニのこと。

 最初にニューハーフ風俗を利用してみようと思ったときに、呼びたかったけど躊躇して、やめといたキャストさんがいました。

 でもこないだので冷たくされる耐性がついて、どうされても大丈夫な気がしてきたなー!と。



 呼びたかったけど、躊躇したのは、めちゃくちゃ美人だったからです。ハーフっぽいというか。

 そういうひととはまず女性でも仲良くなれたことがないし、優しくしてもらったことがないから怖かったのです。



 そのひとのお店は以前もそうしましたが、メールで予約ができるので、スムーズに予約できました。

 予約した時刻通りにピンポンが鳴り、ドアを開けに行きます。

「ひっ!」と飛び上がられてしまいました。
「わー、ごめんなさい。びっくりしましたよね。すみません」
「ん、いえ……うーん?入ってもいいですか?」
「どうぞどうぞ」

 ソファに腰をかけて、彼女は首を傾げています。

「女の子よね?」
「そうです」
「バイなのかしら?」
「そうですね」
「そうかそうか」
「ただ私はいまとてもMTFの方に興味があるんです」
「あちゃ、そうなんだ。じゃあ私はダメかもしれないわ」
「ダメですか?やっぱり」
「私にとってあなたがダメってことじゃないの。あなたにとって私がダメかもしれないの」
「???」         

ニューハーフ風俗リトライ。3

 色々話してみようとは試みたけど、お互いの性自認とか性指向のことしか、会話が続くようなネタがありませんでした。



 彼女はタイで性転換する気持ちが強くあって、それをいつにしようか思案中ということでした。

 彼氏がほしい気持ちはあるけど、別に今はいなくても楽しいからいい。
 彼女はいたこともないし、これからもほしくないとのことでした。



 興味があってというよりは、話すことが本当になくて

「射精ってできるの?」
 と訊きました。

 ニューハーフ風俗の醍醐味のひとつです。



「できますよ~」
「でも1日何回も出ないでしょ」
「4回くらいなら出ますよ」
「えっめっちゃ元気だね!」
「そうなのー」
「わたしにも見せてくれるの?」
「え、見たいですか?」
「んー、じゃあ見たい!」
「えぇ……。じゃあ手伝ってもらえます? 乳首なめたりとか」
「そういうのは疲れるから、わたしはいないと思って勝手にやっててほしい」
「そんなんじゃやらない!ひとりでしてるの冷静に見られてるとかムカつくじゃん!」

 という会話をしていたら、時間となりました。



 帰り際、
「また呼んでくださいね~」
 と言ってハグしてくれたところだけが、ふれあった瞬間でした。

 
 きっと呼ぶ機会はないな、(たぶん怒られるというか既に出禁登録だろうから、)と思いました。

 言葉の選択を誤っていたので、訂正しております。すみません。
            

ニューハーフ風俗リトライ。2

「女性は利用できないんですよね」

 店員さんは、すごく困った様子でした。
 15分で到着すると言っていたので、もうきっとキャストさんは運んでこられてるところでしょうから、そりゃ困るはずです。

「違います」

「えっ?」

「よく言われるけど、違います」

「…………」

「…………」

 沈黙がめちゃくちゃ怖い。



「わかりました、もう着くとこらしいので、向かわせますね」

 店員さん、渋々~といった雰囲気でした。

 違うと言っても信じたわけじゃないのでしょうけど、埒が明かないので仕方なくでしょう。



 しばらくして、部屋のインターホンが鳴りました。

 会ってしまえばなんとかなるだろうと楽観的に考えていましたが、ここでふと不安がよぎります。

 キャストならいいけど、店員さんが来たら無理なんじゃ?
 ていうか、この感じだとめっちゃ怒られるぞ、と。

 しかし、もうインターホンも鳴ってそこにだれかしら訪ねてきてるわけですから、帰ってくれるのを待つわけにもいきません。



 意を決してドアを開けると、指名したキャストさんがいました。

 写メで見るより逞しかったけど、うれしい誤算です。(個人的な趣味です)
 わーい!と言いたいところをおさえて

「今日はご迷惑をおかけして、お呼び立てして申し訳ないです」

 まじめに謝りました。

「あー、やっぱ女のひとだったんですねえ。どうしよう。うーん。とりあえず上がっていい?足痛いし」

 どうぞどうぞ!よかった!高いヒールの靴であなたが疲れていて本当によかった!

 ソファにご案内します。

「ブログのファンだったもので、ずっと会ってみたかったんです。プレイなしおしゃべりだけでいいんですけど、ダメですか?」

「うーん、まあそれなら、仕方ないな」

 なんとかお店にインコールしてもらえました。
 ただ、普通のテンションや、普通の語句じゃなかった気がします。
 店側となんらかの合言葉を決めていたのかなと思います。



「じゃあ、なにしゃべりますか?先にしゃべってください」

「えっ?難しいな」

「でもしゃべりにきたんでしょ?」

 良く思われはしないだろうと思っていたけど、心に堪えるくらい風当たりがきつかったです。

ニューハーフ風俗リトライ。

 元々、人様のブログを読むのが好きでした。
 風俗嬢のブログは、写メも多くて、文才のあるひとも多くて、更新もマメだし、自分が働いてたお店の女の子のブログも色々読んでました。



 ニューハーフの風俗嬢はなぜかamebaでブログをしているひとが多かったです。

 私も一応IDを持っていたので、読者登録などしていると、フォローし返してくれたひともいました。

 そのフォローし返してくれたひとのなかに一際かわいいひとがいました。

 キャバっぽい感じもあるけど、ロリ系でかわいいです。
 ブログを読んでると、純女の友達がたくさんいるようでした。
 ニューハーフのなかには女嫌いなひともいますが、そうではないよね? とすこしほっとして、興味がわいてきました。



 HPを見ると、ここもメールで予約ができるようでしたので、さっそく指名してみることにしました。
 メールで予約をして、ホテルに向かいます。
 お部屋がとれたので、部屋番号を伝えて待ちます。



 するとなぜかホテルの内線が鳴りました。

「外線がかかってきておりますので、おつなぎしますね」

 嫌な予感がしました。

「御萩さまですか?」

「はい」

 なるべく低い声で手短に答えます。

「到着ですが予定通り15分後くらいになると思います」

「はい」

「ご指名は◯◯ちゃんでよろしかったですね」

「はい」

「…………」

「…………」


「お客さま、女性ですか?」

「!!!!」

 そりゃばれるよなー!
 ピンチです。